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映像演技研究ノート
映像演技と舞台演技の違い
映像演技と舞台演技は、 同じ「演技」ですが、 求められるものが少し違います 舞台では、 客席まで情報を届ける必要があります そのため、 身体や声を大きく使うことがあります 一方で映像では、 カメラが俳優の細かな変化を捉えます 小さな視線の動きや、 呼吸、言葉にする前の反応まで映ります そのため、 映像演技では、 感情を大きく見せようとすると、 不自然になることがあります もちろん、 映像だから小さくやれば良い、 というわけではありません 重要なのは、 相手や状況から影響を受けていることです 例えば、 ・相手の言葉をどう受け取ったか ・今何を考えたか ・どう振る舞おうとしているか そういった内側の動きが、 映像では重要になります 映画監督として俳優と仕事をする中で、 映像では、 「感情を説明する演技」よりも、 その場で実際に反応していることの方が重要だと感じます また、舞台では、 空間全体で芝居を成立させますが、 映像では、 カメラサイズによっても演技が変わります ロングショットなのか、 アップなのかで、 必要な情報量も変わります 映像演技では、
緒方貴臣
5月28日読了時間: 2分
映画監督はオーディションで俳優の何を見ているか
オーディションでは、 「うまい演技」を見ていると思われがちです もちろん、技術は重要です 映画監督としてオーディションを見る中で、 演技のうまさだけではなく、 相手との関わり方や、 その場に存在できるかを見ています ですが実際には、 それだけで決まるわけではありません 映画監督やキャスティング側は、 俳優が「何をやろうとしているか」を見ています 例えば、 ・相手を見ているか ・状況を受け取れているか ・自分の演技を見せようとしていないか ・その場で反応できているか といった部分です オーディションでは、 完成された芝居よりも、 「作品の中で存在できるか」 を見られていることがあります 特に映像作品では、 作った感情や、 説明的な表現は不自然に見えやすいです カメラは、 俳優の細かな変化を捉えます そのため、 「うまく演じよう」 とするほど、 逆に不自然になることもあります また、監督によって見ているポイントも違います 感情表現を重視する人もいれば、 空気感や存在感を重視する人もいます ただ共通しているのは、 「生きた反応」があるかです セリフを言
緒方貴臣
5月28日読了時間: 2分
表情を作る演技が不自然になる理由
映像演技では、 感情を「表情」で説明しようとすると、 不自然に見えることがあります もちろん、 表情が動くこと自体は悪くありません 問題なのは、 感情を見せようとして、 先に表情を作ってしまうことです 特に初心者の方は、 「怒っている顔」 「悲しい顔」 「驚いた顔」 を先に作ろうとしがちです ですが実際の人間は、 感情を誰かに見せるために生きているわけではありません 相手の言葉を聞き、 状況を受け取り、 何かを考え、 行動しようとした結果として、 表情が変化します つまり、表情は「結果」です しかし演技では、 結果だけを先に再現しようとしてしまうことがあります すると、 内側では何も起きていないのに、 顔だけが動いている状態になります 映像では特に、 その違和感が映ります カメラは、 俳優の細かな変化を捉えます そのため、 大きく感情を見せることよりも、 ・相手をどう見ているか ・今何を考えているか ・何を隠そうとしているか ・どう振る舞おうとしているか といった、 内側の動きの方が重要になります 映像演技では、 「感情を見せる」よりも、 その場
緒方貴臣
5月28日読了時間: 2分
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