表情を作る演技が不自然になる理由
- 緒方貴臣
- 5月28日
- 読了時間: 2分
映像演技では、
感情を「表情」で説明しようとすると、
不自然に見えることがあります
もちろん、
表情が動くこと自体は悪くありません
問題なのは、
感情を見せようとして、
先に表情を作ってしまうことです
特に初心者の方は、
「怒っている顔」
「悲しい顔」
「驚いた顔」
を先に作ろうとしがちです
ですが実際の人間は、
感情を誰かに見せるために生きているわけではありません
相手の言葉を聞き、
状況を受け取り、
何かを考え、
行動しようとした結果として、
表情が変化します
つまり、表情は「結果」です
しかし演技では、
結果だけを先に再現しようとしてしまうことがあります
すると、
内側では何も起きていないのに、
顔だけが動いている状態になります
映像では特に、
その違和感が映ります
カメラは、
俳優の細かな変化を捉えます
そのため、
大きく感情を見せることよりも、
・相手をどう見ているか
・今何を考えているか
・何を隠そうとしているか
・どう振る舞おうとしているか
といった、
内側の動きの方が重要になります
映像演技では、
「感情を見せる」よりも、
その場で相手と関わることが大切です
その結果として、
芝居が立ち上がってきます
映画監督として俳優を見る中で、
感情を「見せよう」とする演技よりも、
相手や状況から影響を受けている演技の方が、
映像では自然に見えることが多くあります
当ワークショップでは、
感覚や勢いだけではなく、
再現可能な技術として映像演技を学んでいきます
未経験の方から、
事務所所属俳優、
現場経験のある方まで参加しています

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